ポメラニアンにはどんな意味がある?犬種の原産国、歴史や由来は?

ポメラニアンといえば、小さな頭に丸くて大きな目、手足も小さく、全身を綿毛のような被毛に覆われた見た目の特徴から、日本でも室内飼い犬として人気がある犬種のひとつです。

 

また、小さな体のわりには元気に飛び回り、立ち姿は凛としていて、飼い主に対して甘える姿の反面、勝気な性格を表すように吠える姿も印象的です。

 

その容姿は日本犬とは明らかに異なり、原産国や犬種の歴史などが気になる人も多いかもしれません。

 

ポメラニアンという犬種の名前が持つ意味、語源や由来、品種改良の歴史などを紹介します。

 

ポメラニアンの意味は?原産国はどこ?

 

ポメラニアンという言葉には、もちろん犬の品種のひとつという意味があります。

 

ポメラニアンは、英語表記では「Pomeranian」、学名を「カニス ルプス ファミリアーリス(Canis lupus familiaris)」と呼ばれています。

 

ドイツが原産国とされるポメラニアンですが、ドイツではポメラニアンとは呼ばれず、「ツヴェルク・スピッツ(Zwergspitz)」あるいは「クライン・スピッツ(Kleinsptiz)」と呼ばれています。

 

ドイツでの呼び名には、ポメラニアンがジャーマンスピッツの一種として区分され、その中で最も小さいサイズに該当する犬種という意味が表現されています。

 

ポメラニアンが誕生した歴史は?名前の由来は?

 

ポメラニアンは、大型犬のサモエドを祖先として品種改良が加えられて小型化された犬種で、前述したように、ジャーマンスピッツの一種です。

 

また、ポメラニアンの原産国はドイツとされていますが、その名前はバルト海に面したドイツ北東部とポーランド北西部にまたがる「ポメラニア地方」に由来しています。

 

サモエドを祖先に持つポメラニアンは、世界で最も小さなスピッツ族で、名前にもなっているポメラニアン地方で小型の牧羊犬として働いていたといわれています。

 

そのため、ドイツでは今でも、「小人のスピッツ」という意味の「ツヴェルクシュビッツ」という意味のドイツ語で表現されています。

 

ポメラニアンの名前に「ポメラニア地方」が関わっているのには、この犬種がこの地方に多く存在していたためという説や、原種となる犬がこの地方で繁殖されていたためという説などがあります。

 

ポメラニアンが世界に広まるきっかけとなったのは?

 

ドイツとポーランドにまたがるポメラニア地方で誕生したという意味を名前にもつ「ポメラニアン」が、一般に知られるようになったのは、イギリスのヴィクトリア女王が関わっています。

 

ポメラニア地方で誕生したポメラニアンは、英国に渡った19世紀初め頃には小型化されたとはいえ、約30ポンド(13.6kg)もあり、その後英国でさらに小型化されています。

 

1870年ごろのドッグショーでは3.6kgの8ポンド以上とそれ以下の二つのクラスが設けられ、現在のサイズとなったのは、20世紀に入ってからです。

 

そんなポメラニアンの人気が上昇したのは、1888年にヴィクトリア女王がイタリアでポメラニアンに出会い、英国に連れ帰ったことと言われています。

 

1891年の第1回クラフト展でヴィクトリア女王のポメラニアンが1席を獲得したことで、ポメラニアンの人気が、一般の人たちにも上昇したとも言われます。

 

ドッグショーなどに登場するポメラニアンは、柔らかく密集したアンダーコートが荒い上毛をきれいに立たせるワンポイント・スタンダードと呼ばれる丸いシルエットをつくった姿が人気です。

 

現在では、ジャパンケンネルクラブが認定する13色の公認カラーに非公認のレアカラーなど数多くある毛色が、ポメラニアンの魅力の一つとなっています。

 

ポメラニアンは、毛色の種類の多さと小さな体の容姿の可愛らしさに加え、飼い主さんにみせる「甘えん坊」な仕草と性格が魅力となり、日本での室内飼いされる犬種の中でも、人気が高い犬種のひとつとなっています。

まとめ

 

ポメラニアンは、大型犬のサモエドを祖先として品種改良がなされ、その多くが繁殖されたドイツとポーランドにまたがる「ポメラニア」地方の意味が表現された名前となっています。

 

現在のような小型犬に改良されたのは、20世紀に入ってからといわれ、その人気を上昇させたのは、英国のヴィクトリア女王が飼うポメラニアンが、クラフト展で注目を浴びたことにあると言われています。

 

とはいえ、小さな体で活発に動き回り、多種多様な毛色を選ぶことができるポメラニアンは、その可愛らしさが飼い主にとっては魅力となっていて、現在の室内飼い犬種の中でも人気が高く、日本の住環境にも適しています。

Ina HoekstraによるPixabayからの画像

HeungSoonによるPixabayからの画像

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