ポメラニアンが他の犬より吠えるのは、なぜ?飼い主はどうすべき?

ポメラニアンを飼う家の側を通っていて、「キャンキャン」甲高く吠える声を聞いたことがある人も多いのではないでしょうか?

 

近所でポメラニアンを飼う散歩仲間からも、吠える声に悩まされた時期があったと聞いたことがあります。

 

超小型犬で、大型犬のように飼育に費用がかからず、散歩もそれほど神経を使う必要もないと言われるポメラニアンですが、可愛らしい見た目とは裏腹に、昼夜を問わず「吠える」ことに頭を悩ます飼い主も多いようです。

 

ポメラニアンが他の犬種に比べて、なぜ吠えやすいのか?飼い主は、吠えやすい愛犬にどう向き合うべきか、など紹介してみます。

ポメラニアンをはじめ、犬が吠えるのは?

ポメラニアンをはじめ犬が吠えるのは、元々「吠える遺伝子」を持っているため、ごく当たり前の行動で、成犬になれば、多かれ少なかれ吠えるのが自然な状態です。

 

犬が吠えても一緒に暮らす人間に支障がなければ、吠えないようなしつけやトレーニングは必要ありません。

 

しかし、近所と隣接する環境で飼い主と共に暮らす犬には、犬と人が快適に共存するためにも、飼い主が犬の吠える理由や原因を理解して、吠えないようにするしつけが大切になります。

ポメラニアンが他の犬種よりも「吠える」といわれるのは?

ポメラニアンが他の犬種よりも「吠える」といわれるのは、ポメラニアンの先祖が牧羊犬や番犬として使われていた犬種を小型に改良された犬種であるためです。

 

ドイツでは、「小型のスピッツ」と呼ばれるポメラニアンですから、血統的にも吠える犬種のひとつです。

 

また、ポメラニアンの甲高い鳴き声は、人に耳障りな印象を強くするため、吠える回数が少なくても印象に残りやすく、他の犬より吠える印象にもつながります。

 

しかも、ポメラニアンは好奇心が旺盛ですが、その反面、神経質で臆病な性格のため、何にでも興味を示して近づくものの、怖くなってすぐに吠えるため、他の犬よりも「吠える」印象が強くなっています。

近所のポメラニアンも、室内でカーテンが風で揺れても威嚇して吠えると聞いたことがあり、個人的にも臆病な印象があります。

ポメラニアンをはじめとした犬が、吠えるきっかけは?

同じ母犬から生まれた犬でも、吠える犬とそれほど吠えない犬になる場合があり、その違いは、生後一年を迎えるまでの子犬の過ごし方にあるといわれます。

 

犬が「吠える」きっかけには、日常生活の中にあふれる生活音などの刺激が考えられ、子犬の時期に多くの刺激に触れ、吠えないようなしつけを受けた犬は吠えにくく、刺激を受けずに育った犬は、ちょっとした音や刺激で、すぐに吠えるといわれています。

 

犬が成長段階で、「吠える」ことでいいことが起きたり、嫌なことが起きたり、さまざまな行動で起きた体験の中から、行動が習慣化されます。

 

つまり、吠えることで、いいことが起きなければ、吠える行動を起こしにくくなるというわけです。

 

逆に、吠えることで、嫌なことがなくなるから吠えている場合には、吠えないようにするには、嫌なことに慣らして、嫌なことでない状況にする必要があります。

 

そのため、犬が吠えたからといって、飼い主が叱ったり、罰を与えるのは、犬にとっては関連性が理解できないばかりか、飼い主との信頼関係を壊すため、絶対してはいけません。

ポメラニアンが吠える主な原因と対策には?

ポメラニアンが吠える主な原因には、次のようなことが考えられます。

 

・飼い主とのコミュニケーション不足による情緒不安定。

・日常生活にあるさまざまな刺激の経験がなく、社会化ができておらず、警戒心が強い。

・飼い主に対して、して欲しい要求がある。

 

室内飼いされるポメラニアンの中には、忙しい飼い主の生活のリズムの中で、長時間お留守番されられ、一人きりの時間が長かったり、散歩の機会がなかったりして、ストレスが溜まって吠える原因となっている場合があります。

 

犬の遺伝子には、群れで生活を共にしてきた過去が刻まれていますので、愛犬との時間が取れているのか、飼い主の生活を見直して日頃のコミュニケーションを十分取ることで吠える行動を抑える効果が期待できます。

 

生後一年を迎えるまでの子犬時代に、さまざまな音やモノ、人、他の犬などと接する機会が少ないと、臆病なポメラニアンは警戒心や恐怖心が強い成犬となり、吠える傾向の強い犬になりがちです。

このような社会化ができていない場合、徐々に刺激に慣れさせてあげることで、吠える行動を抑えるしつけが行えますが、焦らずゆっくり慣らしてあげることが重要です。

 

さらに、犬の中でも賢いポメラニアンは、自己主張も強く、過去に吠えることで飼い主からおやつがもらえたり、散歩に連れて行ってもらえた成功体験から、飼い主に要求を訴えて吠える場合も多くあります。

 

このような場合には、飼い主がリーダーシップをとっていることを示すことが重要です。

 

具体的には、要求吠えを続ける間は愛犬を無視し、落ち着いた段階で、飼い主の判断でおやつや散歩などの行動に移す主導権を握るようにします。

まとめ

牧羊犬や番犬を先祖とするポメラニアンは、その遺伝子の影響もあり、他の犬種よりも「吠える」傾向が強く、その甲高い鳴き声が耳障りなこともあり、「吠える」印象が強くなっています。

 

「吠える」傾向の強いポメラニアンも、日常生活のさまざまな刺激に慣れさせたり、飼い主との十分なコミュニケーションをとったり、適切な主従関係を築くことで、吠えにくい犬にしつけることが可能です。

Ulrike MaiによるPixabayからの画像

Валентин СимеоновによるPixabayからの画像

コメント

タイトルとURLをコピーしました