ポメラニアンとスピッツは似ているけど、違いは?どんな関係がある?

1960年代に人気のあった日本スピッツは、最近でこそあまり見かけない印象ですが、近所にペットとして飼われる真っ白なスピッツがいます。

 

我が家の愛犬との散歩中に出会ったフワフワした真っ白な被毛のスピッツは、ちょっと大きな白いポメラニアンに似ているなあと思ったことがあります。

 

中型犬としては小さめの体格のスピッツと小型犬のポメラニアンの体の大きさの違いは明らかですが、見た目はそっくりで、何らかの関連性があるように思えます。

 

ポメラニアンとスピッツの違いやそれぞれの犬種がたどってきた歴史などから、二つの犬種の関わりを紹介してみます。

 

ポメラニアンとスピッツの見た目の類似性や違いは?

 

大型犬のサモエドを家庭用の愛玩犬とするために、小型化するための繁殖が繰り返されて誕生したポメラニアンの見た目には、次のような特徴があります。

 

小さな頭に大きな丸い目、手足が小さく、背中に向けて巻いている尻尾、そしてジャパンケンネルクラブで公認される13色のカラーをはじめ、レアカラーなどの非公認カラーに至る多彩な被毛などが挙げられます。

 

一方、スピッツは、真っ白で綺麗な被毛に、真っ黒で大きな目、目鼻が高く、耳は立ち、首から胸にかけての被毛が美しいなどの特徴があります。

 

ポメラニアンとスピッツの見た目は、綺麗な被毛と全身のシルエットに大きさの違いがあるものの、主観的な共通点が感じられます。

 

その一方で、真っ白な被毛のスピッツとは対照的に、ポメラニアンの被毛は多色多彩で、スピッツの立ち耳と形状は、ポメラニアンとは違います。

 

ポメラニアンとスピッツの大きさの違いは?

 

見た目が似ているポメラニアンとスピッツですが、それぞれの犬の大きさは、小型犬と小さめの中型犬の違いがあります。

 

ポメラニアンは、体高20センチ、体重約2キロ程度で、ほぼ牛乳1リットルのパックとほぼ同じくらいの重さですから、片手で持てるくらいの小ささです。

 

スピッツは、体高が35センチ前後、体重は5キロから11キロ程度ですので、中型犬の中でも小さめの大きさです。

 

散歩中に見かけるスピッツも、我が家の中型犬の雑種より小さめの見かけで、体重も9キロ程度らしく、飼い主にとっては無理せずに持ち上げられる程度の大きさです。

 

これほど体格の差がありますが、散歩中に見かけるポメラニアンとスピッツの見た目は似ていると感じられます。

 

ポメラニアンが誕生するまでの歴史は?スピッツは?

 

ポメラニアンは、ソリを引いていた大型犬のサモエドが祖先犬にあたり、家庭でのペットにする目的で小型化する繁殖が繰り返されています。

 

ポメラニアンという名前は、原産地となったポメラニア地方が由来になっていて、中型犬のスピッツも繁殖の過程で品種改良に利用されています。

 

現在のような多種多様な被毛の色を持ち、小型化されたのは、17世紀以降に王族での飼育が流行し、イギリスのヴィクトリア女王が情熱をもって繁殖させたことが人気の小型犬とされています。

 

ポメラニアンが誕生する過程で、ジャーマン・スピッツからも品種改良が繰り返されたこともあり、スピッツと見た目が似ているワケです。

 

スピッツは、口の尖ったという意味のドイツ語のシュピッツに名前の由来があり、20世紀初頭にサモエドとも交配されています。

 

スピッツもポメラニアンの先祖犬との繋がりも深い関係にあるため、シルエットが似ているのもうなずけます。

 

スピッツがポメラニアンより人気が落ちた理由は?

 

スピッツは神経質で、ポメラニアンは警戒心が強く、いずれの犬種も甲高い声で吠える傾向にあります。

 

スピッツが日本に入ってきて人気が高まっていた時期は、外飼いが一般的で、日本での犬に対する知識や飼育環境は今のように充実していませんでした。

 

そのため、神経質で無駄吠えによる「うるさい」という理由から、スピッツは日本での人気が次第に落ち、飼育頭数が減少傾向となっています。

 

ポメラニアンも警戒心の強さから、無駄吠えの多い犬種のひとつですが、犬の飼育に関する環境の時代的な違いから、スピッツのような飼育頭数の減少につながらなかったというワケです。

 

とはいえ、スピッツも根強い愛犬家の方々の努力で、以前のブームの頃とは違う性格の犬種へと改良が加えられ、人気も徐々に回復してきています。

まとめ

 

小型犬のポメラニアンと小さめの中型犬のスピッツは、体格の差は明らかですが、見た目のシルエットはよく似ています。

 

見た目が似ているのは、それぞれの犬種の先祖犬がサモエド、スピッツ系に共通しているためです。

 

真っ白な被毛に覆われたスピッツとは対照的に、ポメラニアンには数多くの被毛の色があるという違いがあります。

 

性格的には、ポメラニアンは警戒心が強く、スピッツは神経質で、無駄吠えの傾向があるところも、よく似ています。

 

 

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